こちらは、地域の食を長い間支えてきた商店街のお米屋さんの店舗の一部を利活用した事例であり、空き店舗を活用した『商店街の活性』『次世代への継承』のプロジェクトです。
浦和の商店街の老舗米屋の店主さんの、時代と共に使わなくなった広い店舗の一部を活用して、地域にまた賑わいをもたらしたい、チャレンジしたい若者を応援したい!そんな想いを受け、空きスペース活用の企画提案をし、実現いたしました。
どんなお店が入ったら良いか、どんな貸し方がしたいのか、何度も打合せを重ね、オーナーさんにストレスが少ない空間の作り方や地域を巻き込む募集の仕方などもご提案。
オーナーさんの想いを汲み、一緒に地域を盛り上げてくれるそんな入居者さんを募集しようと出店テナントをコンペ形式にて募集しました。
募集条件は「いつかお店を開きたいなど夢がある方」「オーナーさんと一緒に地域を盛り上げてくれる想いのある方」「おこめ、米屋との掛け算を楽しめる方」
全17名の応募をいただき、2次審査を経て
長い間自分のお店をもつことが夢であった地元の主婦の方の
テイクアウトを中心としたお惣菜やさんに決まりました!
コンペ詳細はこちら↓
https://monokuri.co.jp/archives/monokuri-work/3756/
募集をしていた期間もこの場所を地域の人々にも知ってもらい、愛される場所にするため、新しく新設した店舗の壁を塗る左官体験のワークショップやお米屋さんの精米見学会などを開催。
地元の家族や子供たちも参加してくれ、左官体験では最後に壁に手形を残し、最後は皆で精米したお米で作ったおにぎりをいただいておいしかったねと終わる、そんなイベントとなりました。
お店作り(設計)も弊社でお手伝いさせていただき、こだわりがたっぷり詰まった素敵なお店が完成!
【オープン記念「おこめのとなり祭」開催!】
オープン当日は地域の方に見守られながら、
お米屋さん、お惣菜屋さん、弊社の共同企画にておこめのとなり祭を実施。
長年の夢であるお店をオープンしたテナントオーナーさんの気持ち
チャレンジする人を応援して、地域にまた賑わいを作りたいという
想いをようやく実現できたお米屋さんのオーナーさんの気持ち
見守る仲間や地域の方の嬉しい気持ち
それぞれの想いが集まってとても温かいいい門出の一日となりました。
「近くにこんなお店ができて最高!」という若いご夫婦
「今日来ようって前からずっと楽しみにしてた」という腰の曲がったおばあちゃん。
そんな地域の方の声も聞こえてきて、企画者としてとても嬉しい気持ちになりました。
長年ここでオーナーさんがお米屋さんとして地域を支えてきた基盤に
新たなテナントさんのパワーが加わり、地域にまた賑わいをもたらし、地域の暮らしを豊かにしてくれる場所になっていくことを期待しています。
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パートナー
NPO法人CHAr モクチンマガジン